安定した給与が魅力の看護師ですが、多忙で過酷なイメージもあります。具体的な仕事内容や看護師の魅力はどういったところなのかを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
看護師の仕事内容としては、問診をはじめ様々な検査、注射、点滴、薬の処方をする際の説明、患者の食事のサポートや後片付け、排泄のサポート、体温、脈拍、血圧などの測定、患者の移動や車いすに座る訓練、寝たきり患者の寝ている向きを変える、新生児の面倒をみる、患者の入浴サポート、ベッドメーキング、患者の記録をつける、病室の巡回などと多岐にわたります。また訪問看護といって、病院へ通うことが困難なため自宅療養している患者のために看護師が直接自宅へ訪問して看護するサービスもあります。他にも薬を服用するにあたっての説明や自己管理の仕方を説明したりといった業務も訪問看護の仕事です。
看護師は過酷で厳しい職業というイメージが強い人も多いかと思います。実際に他の職業と比べて夜勤や残業もありますし、休日出勤なども当たり前のため拘束時間が長くなる日も多い職業です。さらには人命に関わる仕事のため、責任の重い仕事であることから精神的にのしかかる負担も大きく、やらなければならない業務も膨大なため、日頃から忙しい職業です。このような過酷な部分を知るほど、看護師と言う職業にハードルの高さを感じてしまう人が多いのです。
ですがその一方で、現場で実際に働く多くの看護師からは「看護師はとても魅力のある職業だ」という意見も多いのです。では、どういった部分が看護師の魅力なのでしょうか。
看護師の給与は一般企業の女性社員の給与と比べるとそれほど差が無いように見えるのですが、残業や夜勤、休日出勤などが多くあるためその分の手当が支給され全体的な給料水準が高くなるのです。また、キャリアアップやスキルの上達をきっかけとした転職も成功しやすい職業です。そのため転職による給与の大幅アップも十分可能であり、給与面の満足度が高くて看護師を続けている女性も多くいるのです。また看護師は社会的信用度が高い職業であるため、住宅ローンなどの審査にも有利とされています。
看護師といえば正社員雇用でフルタイム、夜勤や残業もありという働き方が一般的で、勤務体系を選べるところが以前はほとんどありませんでした。しかし最近は勤務体系も選択肢が増え、活躍できる場所も増えました。その結果、勤務時間を選択出来る働き方や、スポットのアルバイトやパート、派遣などといった雇用形態の選択も出来るようになりました。
また、結婚や出産による子育てといった女性ならではの事情でブランクができてしまっても、復帰支援プログラムなどがあるため育児が落ち着いたら職場復帰を目指すことが出来るのも魅力の一つです。厚生労働省の調査結果によると、55~59歳の看護師が占める割合は約6.0%、60~64歳では約2.5%、65歳以上の約1.1%となっており、中高年層が活躍できる職業でもあるので長く仕事を続けたい人にとってはおすすめの職業です。
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